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7章:†青い瞳の島人(シマンチュ)† (2/34)

今日、いよいよ煌璃がオープンする!

昨日は午前中から、小貫シェフと海斗が来て、私も半分邪魔をしつつ、シチューやカレーを煮込んだ。

翔、オープンするよ。

見守ってて。

翔にお線香をあげた。

お店の隅に、小さなテーブルと2脚の椅子を置いた。

翔と流矢の席。

テーブルにはアルコールランプを置いて、お皿の上に、折り畳んだナプキンを載せた。

お客様から見れば、単なるレイアウト。

でも、翔と流矢の席。

『りぃ、飯炊けたぞ』

と凪が言った。

キッチンに行くと、足付きの小さな器に、炊き立てのご飯をこんもりとよそう。

小林さんから戴いたお米は、凪が言った通り、本当に美味しい。

このお米はちょっと高級過ぎるが、もう1ランク下のお米を、小林さんの所から仕入れて、煌璃で使う事になった。

それから、野菜は、樋口ストアーに毎日配達して貰う事にした。

昨日の土曜日、凪はお店、私はレッスン、蓮と芳樹も仕事だったのだが、有弥と幹耶、そして、ルイとジンとロッキーで、手分けして、ご近所一帯に、お食事半額クーポンを配った。

ルイが急遽決めた。

あの怪しかったお店、ストロベリーフィールズを開店する時にも、そうしたようだ。

ご近所に挨拶回り。

ルイ以下は、1人ずつで回ったが、有弥と幹耶は一緒に。

有弥は、どうもお子ちゃまに見られるらしく、行った先々で、お菓子やらお小遣いやらを貰って帰って来た。

幹耶の方が年下。

でも、幹耶は大人のオーラが有る。

施設に勤めるようになって、益々そうなった。

有弥は何故か、子供。

童顔と言えば確かに、童顔。

でも、それ以上に話し方。

とにかく、有弥はお年寄りや、おじ様おば様に好かれる。

それで、数々の戦利品を持って帰って来たらしい。

しかし、金子食堂には誰も行かなかった。

ジンもある程度の事は解ってるし、ルイもカウンターから様子を見て知っていた。

何よりも、凪が、あそことは付き合わない、と宣言した。

不思議なモノで、凪が熱くなればなる程、私は冷めて行く。

が、しかしあの食事のマナーでのご来店は、勘弁して欲しい。

マナーなんて言うと大仰だが、お箸で食べようがなんだろうが構わないが、とにかく汚らしい。

それに、大声で嫌みを言ったり、命令口調でモノを言ったり。

挙げ句煙草が箸休めだし。

冗談じゃない!
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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