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6章:‡凪とご近所‡ (29/29)

凪がそう言うと、奥方は

『そりゃ、近所は大切だよ!

だから、こうして昼の注文を訊いてやりに来たんだよ』

と言った。

『お宅は、家に対して、付き合いが出来ないって言ったじゃないですか?

それに、家もお宅とはお付き合いするつもりは有りませんから。

お宅の料理は要りません!

他の皆さんだって、迷惑がってたじゃないですか?

店をやるならやるで、ちゃんと免許を取ったらどうなんです?

基礎知識も何もなく、食べ物屋をやってるなんて、信じられないですよ!

これ以上しつこくするなら、告発します!』

『じゃ、他とは付き合っても、家とは付き合いをしないって事なんかい!?』

『ですから、何度もそう言ってるじゃないですか!?』

『そーかい!?

でも、此処に住んでるんは妹なんだろ!?

ちょっと妹呼びな!

どう言う了見なんだか、聞いてやるから!』

『妹だって同じだし、もっと嫌がってますよ!

いいですか?

これから煌璃は開店しますけど、わざわざ義理立てしてお見え下さらなくて結構ですからね!

他の皆さんは歓迎しますけど、お宅を歓迎するつもりは毛頭有りませんから!

さ、お帰り下さい!』

『近所の者を玄関払いかい!?』

『だから、近所でも何でもないです。

あまりしつこくするなら、警察呼びますよ!?』

『まっさか呆れたね!

家に対してその態度なんかい!?

よ〜く覚えときな!?』

『すぐ忘れます。

俺忘れっぽいんでね!』


どうやら帰ったようだ。

なんで燃料屋さんに行った事を知ってるんだ?

『まったく!冗談じゃねー』

と凪が言う。

キッチンからソルトミルを取ると、玄関の凪に届けた。

『凪、これ……』

『あ、ああ……』

凪はガリガリと。

『よし、これ位でいいだろう。

あ!ミルフィーに謝罪させるのを忘れた!』

『いいよ、そんな事。

ミルフィーなんか突き出したら、また叩かれちゃう。

それより、時間ないんじゃない?』

と言うと、凪は腕時計に目を落とした。

『ヤバい!時間がねー!

行くからな。

絶対にドアを開けるんじゃねーぞ』

と言うと、凪は外に出て玄関の鍵を掛けた。

しかし、金子食堂はしつこい!

つか、あの料理で商売をする事自体が無理だ。

免許云々の問題ではない。

私は残りご飯を炒飯にして、翔と一緒に食べた。
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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