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6章:‡凪とご近所‡ (28/29)

部屋に帰る。

お出迎えにゃんこが来た。

『ミルフィー、留守番ご苦労』
と凪が言うと

{んにゃ!}

と返事をする。

凪が、戴いたお米を、キッチンに運ぶ。

そして、袋を開けてお米を摘む。

『これ、かなり旨いぞ!』

と言った。

『ご飯が楽しみ♪』

凪は、そのお米を小皿に取ると、翔に供えてろうそくを灯した。

『翔、この米、旨いぞ!

楽しみにしてろよ』

と言って、お線香を上げて手を合わせる。

私もお線香を上げる。

ミルフィーは、誰かが手を合わせる時には、大抵傍に正座して、翔の位牌を見つめてた。

『俺はそろそろ店に行くけど、りぃ、昼飯どうする?』

『ん?ご飯残ってるし、適当に食べる。

凪は?』

『俺は仕込みながら、摘み食いする。

定食用の飯も炊くし』

と、その時いきなり玄関が開いた。

〔居るんだろ!?〕

金子食堂の奥方だった。

勝手に玄関に入って来た。

『何なんだ!?』

凪が玄関に行く。

『何なんですか?

いきなり入って来ないで下さい!

インターフォンが有るじゃないですか!?』

『べつに近所なんだから、構わないだろ!?』

『近所付き合いはしないんじゃなかったんですか?』

『夕べはあんたの妹に、散々恥を掻かせて貰ったんでね!

一言言いに来たんだよ!』

『もう昼ですよ?

お店は忙しくないんですか?』

『店は忙しいけどさ、ちょっと上がらせて貰うよ!』

『お断りします!』

『そーかい!?

じゃ、妹呼んで来な!』

『それもお断りします!』

『そーかい!?

あんた、今、高木さん所に行ってたみたいだけど、何しに行ったんだい?』

『お答えする必要は有りません』

『家とは付き合いが出来なくても、他とはするんかい?』

『当然ですよ。

皆さんとてもいい方ばかりですから』

『そーかい!

家とは付き合わない癖に、他ん家とは付き合いをするんかい!?』

『だから、そうだと言ってるじゃないですか!?』

『今聞いて来たんだけど、お宅は、小林さん家でプロパン取るんだって?』

『そうですよ、ご近所だし。

ユニフォームのクリーニングは田辺さんですし、高木さんにも色々と。

樋口さんにも、これから交渉して、野菜をお願いするかも知れませんし。

煙草屋さんからも、お店に置く煙草を戴くし。

ご近所は大切ですからね』
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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