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4章:‡水と油‡ (2/26)

夕べ、ミルフィーは蓮に拉致られて、蓮と一緒に寝た。

蓮は本当に猫好きだった。

もう、メロメロ……

♂だから余計可愛いらしい。

今朝、朝食はお米も無いので、お店から持って来たパンと、サラダとベーコン、それに、シチューで済ませた。

蓮と芳樹は仕事に行った。

部屋には凪と有弥と私、そしてミルフィーが残った。

ミルフィーは、放置していても、ラタンの家具に爪を立てる事は一切せず、自分専用の爪研ぎで、ガリガリとやってる。

粗相もせず、ちゃんとトイレ。

有弥が、みんなの部屋の布団を片付けた。

凪が、お風呂掃除をしてるので、私はトイレ掃除を。

〔ミルフィー、あっちに行ってよ!

掃除出来ないじゃん!〕

有弥の声がする。

〔これ、玩具じゃないんだから!〕

なんだ?

トイレの手洗いの台を拭くと、リビングに行く。

すると、ミルフィーが有弥の動かすモップに、夢中でじゃれてる。

『もう、モップ掛けられないよ……』

と有弥が嘆く。

『ミルフィー!』

仕方ないので、サンルーム行き。

ミルフィーを抱き上げる。

『あんた、掃除の邪魔しないでよ。

どうしても気になるのは解るんだけどさ。

暫く此処に居て』

と言って、サンルームの硝子戸を閉めた。

硝子戸の向こうに居るミルフィーは、何となくペットショップのにゃんこみたいで、ちょっと可哀想にも思ったが、床に直に座るので、どうしてもモップ掛けだけはしなくちゃ。

洗面所に行く。

凪はお風呂掃除をまだ続けてる。

洗面台を軽く磨いて、手を洗う。

『凪、何飲む〜?』

〔水樹さんから貰った煎餅有ったよな?緑茶!〕

『解った』

と、手を拭くとリビングに行く。

有弥は隅々迄モップを掛けると

『ね、翔兄の家って、何処に置くの?』

と訊いた、

『一応、廊下側の壁際にするつもり。

そうすると、東向きになるから』

『そっか。

此処ならちょうどいいかもね』

と、有弥がモップを横に持って幅を計る。

『昨日、水樹さんから、八幡屋のお煎餅貰ったんで、凪は緑茶飲むって言ってるんだけど、有弥は?』

『あ、じゃ、俺も!』

と言った。

ポットに水を入れて、スイッチを入れる。

急須に茶葉を入れて、湯飲み茶碗と一緒にテーブルに置くと、戴いたお煎餅を、お皿に並べた。

凪がリビングに来た。
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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