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4章:遠い記憶 (1/6)

4章:遠い記憶

誰かを、見つめている。
誰かを、呼んでいる。
誰かに、焦がれている。


それは、経験した事のない感情。
もどかしく狂おしく、
口惜しくて切ない…

華奢な人影が振り返る。
エメラルドの瞳がかすかに揺れて躊躇う(ためらう)。

しかし一瞬の後にそれは背を向けて走り出す。
白に近い金髪がなびく。
寂しげな背中。誰も寄せ付けない、と決めているかのような。

もし叶うならば、この腕に抱きとめて、決して離しはしないのに。

「行くな…そっちに行くな…トーア!」
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生まれ変わりの詩(うた) ©著者:薫

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