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4章:大罪の魔王
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仕方なく明は胸毛を撫で回し、目を閉じて語りかけた。
横山も仕方なく筋肉に力を込め語りかけた。
明「おーい!ハエ!俺に力をくれー!」
?「…」
明「ん?何か頭の中で声が…あっ…」
パタン
明はそのまま倒れた
横山「力くれー!フゥゥン!」
?「…」
横山「ん…声が…」
パタン
横山もそのまま倒れた
明は気付くと大量のあんかけ焼きそば、ラーメンが並ぶテーブルの前に座っていた。
明「えっ?ラーメン?」
?「食べていいぞ」
明が声の聞こえる方へ視線を向けると…
ベルゼブブ「やぁ!俺がベルゼブブだ!」
そこに居たのは中年太りした背の小さい毛深いおじさんだった。
ただ背中にハエの羽が生えているところだけが、人とは違う姿であった。
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