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21章:第十八回めのお祓い〜芸子さん (1/9)

21章:第十八回めのお祓い〜芸子さん

やっと最新のお祓いにきた!




これは、遠い他府県から、ソワカの噂を聞きつけ、御来店された芸子さんからのご相談です。




この芸子さんは、専属の?霊媒師のおばちゃまとご一緒に御来店。




その霊媒師のおばちゃまによると、自分ではもう手に負えない案件とのこと。




まるでソワカの力を試すかのように、内容をほとんど喋らず、黙っている。




ソワカ「えっと...私が視えたものを、お伝えしたら良いですか?」




二人共頷き、ソワカは霊視を始めた。




ソワカ「神社に通う、着物を着た女性が視えます。この女性の祈願は成就する事ないまま、亡くなりました。願いが叶わなかった思いから、神仏が敵となり、恨む思いが伝わってきます」




芸子さんと霊媒師のおばちゃまは、頷きながら黙って聞いている。



ちなみに私はとっても暇!



あまり興味もなかったので、フェイスブックをしていて、テキトーにしか話を聞いていなかった。



ソワカ「この神社には、白狐さんが祀られていて、この女性が悪霊化した時に、白狐さんごと飲み込んでしまっています。ですので、芸子さんに憑いている霊は、二本足で立っているけど、毛むくじゃらの化け物です」




芸子「先生(霊媒師のおばちゃま)もう喋ってよろしいですか?」



ずっと黙っていた芸子さんは、ソワカの霊視がひと通り終わってから、霊媒師のおばちゃまに断って、ソワカに相談内容を自分の口から話し始めました。
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ゼロ(霊)の世界 ©著者:アール

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