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6章:第三回めのお祓い〜人形 (12/13)

ソワカとイタコちゃんは、定位置につき、ソワカはすぐさま呪文を唱え始めた。




イタコちゃん、倒れ・・・ないで、急にY様に向かっていこうとした!



ゆー「よっち、イタコちゃん取り押さえて!」



よっち「すごい力やな!」



私とよっち二人で押さえ込みするけど、跳ね返す力がハンパない。



足でガンガン格子戸を蹴るので、格子戸が取れてしまったり、私の腕を噛んでくる。



Y様は、あまりの恐怖で震えている。



イタコちゃん「なんだお前!」



ソワカに向かって、瞳孔ギンギラギンにして、つかみかかろうとする。



ソワカ「お前、八人の女の子を殺してるな。お前がこの先、どこ逝くかわかるか?」



ソワカにはこの殺人犯の顔や、起こした事件が視えていたらしい。



イタコちゃん「そんなの知らんわ!ボケ!何も怖くないわ!かかってこいや!」



あまりの暴れようで、撮影なんてできる余裕もなく、この時の映像がなくて、本当に残念です。



イタコちゃんは同じような暴言をソワカに吐き続け、ソワカはひたすら呪文を唱える。




ソワカの呪文の効果で、だんだんとおとなしくなってきた。




そんな中、ソワカが倒れてしまい、私は思わず涙が出てしまった。



ソワカの背中をさすりながら『こんなボロボロになってまで、やらなきゃいけないことなの?』と思いました。







29 /201

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ゼロ(霊)の世界 ©著者:アール

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