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6章:第三回めのお祓い〜人形
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Y様にはソファ席に座っていただき、ソワカは、この日のために書いたという、お札を持たせた。
私とよっちは、イタコちゃんの近くにスタンバイしながら、撮影していた。
ソワカは、前日にすでに人形の魂がイタコちゃんに入ったので、いつもみたいに頭部をかざすことなく、すぐに呪文を唱え始めた。
イタコちゃんはゆっくり倒れて、涙を流していた。
前日にしっかり対話をしたからか、もう声は聞かなかった。
ソワカ「女の子がここまで来てました。お不動様が人形さんと、女の子と並んで、光の方に上がっていかれ、一度女の子が私たちの方を振り向き、ペコっと頭を下げて行きましたよ」
イタコちゃん「私もそれ視えてた!」
ゆー「やっと会えてよかったね!」
よく話がわからないよっちも、「なんか良い話やな」とみんな和んだ空気にはなった。
このお祓いに関しては、10分くらいで終わった。
ソワカ「さて、黒い魂入れますよ、イタコちゃん」
イタコちゃん「なんだろ、怖いなぁ」
おそらくイタコちゃんはすでに嫌な予感をしていたのでしょう。
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