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5章:第二回めのお祓い〜K夫婦の御先祖様 (2/8)

店の作りは、入り口から入ってすぐにカウンターがL字で五席ほどあります。




真ん中に格子戸の仕切りがあり、ソファー席が、十名はゆったり座れるようになっています。



ソワカとイタコちゃんには、ソファー席のカウンター席から死角になる位置に居ておいてもらいました。



K夫婦は時間ぴったりご来店。



この時点でまだ、ソワカとイタコちゃんは顔を合わせていません。



五十代で、見た目の印象は、二人ともすごく真面目そうな感じで、旦那様は厳しそうな雰囲気。



奥様は悩んでます!って顔に書いているかのように、無理して笑っていたように思います。



ゆー「初めまして。ゆーです。先にお尋ねしますが、今日は占いではなく、霊視でよかったですね?」




奥様「できたら両方していただきたいです。」



ゆー「わかりました。まず、私たちは専門で占いやお祓いをしていませんので、料金というのは決まってないんです。お客様のお気持ちにお任せしてます」



奥様「はい、わかりました」



ここで何点か私から説明をしました。



1、ソワカとイタコちゃんの存在について


2、イタコを使ってのお祓いということ


3、記録のために動画許可をいただくこと


4、ソワカもイタコちゃんも、命を削ってお祓いをするということ




ゆー「では、相談事はあちらにてお願いします」




やっとここで、ソワカとイタコちゃんが、K夫婦にご挨拶をする





・・・はずだった




ソワカ、イタコちゃん「どーも、初め・・・」




イタコちゃんてば、





奥様を見た途端に、大号泣しだした




ゆー『うそーん!』⬅叫びたかった心の声




11 /201

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ゼロ(霊)の世界 ©著者:アール

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