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7章:あとがき (22/22)

更にそれから数日考えた結果、私はある結論に達しました。


自分の作品を長く読んでくださっている読者さまはご存知かと思いますが、作品の後書きに、自身の“直感”の話を書いたことがあります。

それは、スピリチャル的な感性では無く、幼い頃少し複雑な家庭で育ったため、自分の身を守る為の観察力がつちかわれた話です。


相手の顔色や動作や、ふとした眼や口の動きから、気持ちが読めてしまうのです。


ーー私は先生の心が読めてしまいました。


「五分五分です」


と仰った彼女の眼は澄明で、密やかな自信と共に、経験に裏打ちされた信念が読み取れました。

そう、『このエコーに投影された崩れた楕円形は、今までにたくさん見て来た。そしてそれは悪性である』と。

『もちろん、検査結果を待たずに診断は下さない。科学的に証明される結果を待ちましょう』

言葉に出さずとも先生の眼は、そう語っていました。


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東京ショートストーリー ©著者:七斗

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