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7章:あとがき (21/22)

五分五分……50%・50%……YESかNOか、確率二分の一。


様々な想いが頭を駆け巡り、けれど80%や90%と申し渡された訳ではない。

100人居るとすれば、50人はセーフではないか。


ぱっちんぱっちん。


ゴムで引っ張っているのだろうか。診察室に響く、組織を採取される音を聞きながら、私はぼうっと考えていました。


「七斗さん。終わりましたよ。初めてのことで不安だったでしょうに、ピクリともしなかったけれど、ずいぶん我慢強い方ですね」


先生にそうは褒めていただいたが、我慢では無く、頭の中が考えなければならぬことでいっぱいだっただけ。


浮かんだ不安を打ち消し、いや、現実なのだと捉え、それならば仕事はどうしよう。ああ……でもまだ悪性だと決まったわけではない。


何だか腑抜け状態になり、一週間後に予約を取って、病院を後にしました。



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東京ショートストーリー ©著者:七斗

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