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家に着く前にスーパーで買い物をして、ギンにご飯をあげてシャワーを浴びる。
葵さんが買ってくれた寝巻きに袖を通して、洗濯をして。

ギンをゲージから出してソファーの上に乗せ、私もソファーに座ってテレビをつけた。
少し私に慣れてくれたみたいで膝の上に乗ってくれた。

撫でられるの気持ちよさそうに目を閉じるギンが可愛い。
あ!と思い出しゆりちゃんに電話をかけた。



『もしもし!?あーちゃん??大丈夫??』

「あ!うん。ごめんねゆりちゃん。ちゃんとお話ししてきたから…。」

『もー!めちゃくちゃ心配したんだから!あーちゃん頑固だし…。素直に言えたの?』

「うん。お店で言う事じゃないと思ったけど。笑」

『間違いない。笑
いま水瀬葵の家?』

「うん。ゆりちゃんは?和希くんくん家?」

『うん。』

「暇だったらゆりちゃんと居たら?って言われたからそうかなと思った。」

『私も。和希くんに暇ならあーちゃんと遊んでてねって言われたよ。笑
水瀬葵も和希くんも土曜だから遅いだろうしね。』

「どうする?こっち来る?」

『なんかいつもお邪魔して悪いよね。
こっち来る?』

「え!いいの?笑」

『和希くんはあーちゃんなら良いよって言ってたよ。笑』




じゃあ行くー!
と言って電話を切って、上着を羽織ってタクシーに乗って。
ゆりちゃんに聞いた住所を伝えると、走り出した。

和希くんがどんなとこに住んでて、ゆりちゃんと一緒にいるか素直に気になったのだ。

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戀の糸 ©著者:elephant

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