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10章:10
彼の隣に居られる。
お客さんとして、お金を払う立場で。
本来望むべきではないそのポジションを選んだのは私だ。
お金を払い近くにいてもらう。
それが何よりも健康的に思えた。
私のお金がなくなればそれで終わり。
単純で簡単で。
分かりやすいこのポジション。
それでも近くにいたい。
理由が欲しい。
自分自身に何もない私は、こうして葵さんの隣にいる理由が欲しかったんだと思う。
もっと可愛くて、スタイルが良くて、優しくて、料理が得意で、器が広く、話術に長けていて、セックスが上手くて。
そんな私であったなら。
こんな事は言わなかったのかもしれないななんて。
「葵さん、一緒に寝ていい?」
「……当たり前でしょ?おいで。」
「……葵さん。私、葵さんとセックスしたい。」
「……。」
葵さんは何も言わずに私に覆い被さった。
とても辛そうな顔をして、私の服を丁寧に脱がせていく。
痛いくらいに強く抱きしめられて、私は幸せだった。
幸せで幸せで
とめどなく流れるその嬉し涙を見て、葵さんは私を抱く手を止める。
「碧。」
「……なに?」
「……出来ねぇよ。」
葵さんはそう言うと、裸になった私を抱きしめた。
背中をあやすみたいにポンポンと優しく叩かれて。
私はつい眠ってしまった。
夢の中で、葵さんはいつもの笑顔で。
ああ、私はこの笑顔をお金で買う事にしたんだ。
いい買い物したな。
なんて、思った。
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