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127章:†翔の想い† (1/61)

127章:†翔の想い†

この章、相変わらず、私は壊れたままです。

凪は毎日日記を書き記してました。

本当に事細かに。

そして、翔の七回忌の時に、その日記を私に渡しました。

大学ノートが、みかん箱にいっぱい詰まってました。

四十九日になると、長い旅は終わりになるそうで、翔の旅路の間の事を、忘れたく無かったそうです。

凪の日記と、蓮と幹耶の記録も、一緒に此処に有ります。

改めて何度も読み返すと、当時のみんなには、本当にお世話になった、と感謝しか有りません。

私はどうしてたのか?

半分はこちらの世界、半分は幻想の中に居たようです。

何故か、どんなに思い出そうとしても、思い出せないんです。

空白の日々、そんな感じでした。

ですから、夢幻想のような記憶も有りませんが、蓮に言わせると、翔の処で過ごしてた、と言います。

俺はちゃんとそれを見てたから………

だそうです。



翔は、自分の死期を知ってました。

そして、ちゃんと弁護士に委ねてました。

若干25才、凄い人間だった、と改めて思います。

貯金の額にも驚きましたし、その配分にも脱帽でした。

一千万のお金を、ちゃんと貯蓄していたのです。

確かに、景気の良い時代では有りましたが、どうやって貯めたのか、未だに謎です。

決してケチな男では無く、逆に気前よく、丼勘定でした。

洗濯をしようとすれば、必ず、ポケットから小銭が出て来ました。

この遺産については、その後、遺された私達6人で話し合いまして、翔の意志と希望を反映させた使い方をしました。




照代さん、しつこかったみたいですね。

実はそれも、私にはハッキリとした記憶がないんです。

相崎自修は、翔を失い、バブルが弾けたと同時に、無くなりました。

社長は、照代さんでは無い女性を連れて、夜逃げし、照代さんは自殺しました。

有弥は相崎自修が無くなる前に、埼玉県のと或る田舎町で、悟と一緒に独立しました。

また、次の話で語らせて頂きます。

長くなりましたが、引き続き、凪のナビゲーションにお付き合い下さいm(_ _)m
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Skyline ©著者:Jude(ユダ)

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