外出禁止の蓮が心配で心配で、芳樹を傍に置き、それでも凪は、万が一……

とにかく大騒ぎでした。

逆に蓮は、そんな凪に感謝もし、可愛い♪と言ってました。

そんな２人の甘く優しい関係と、有弥が芳樹を思う気持ちは、同じ。

少しずつ、有弥も芳樹も自分達の気持ちを私達の前で素直に表現するようになりました。

ツインズ、と私が表現したくなったのは、今にして思えば、本当の意味で、２人が一心同体だったからです。

最初の内、凪・蓮の２人よりも、少しドライな関係、と言う印象を受けたのですが、そうでは無く、２人には肉親のような、恋愛感情とはまた少し違う繋がりが有ったように思えました。

恐らくそれは、幼い頃から、閉鎖的な山間の小さな村で、親戚同士のような付き合いをしてきたからかも知れません。


そして、タイトルの通りでございまして、私、本当にキレました。

結局、その後の彼女については全く解りません。

ただ、彼女には横領の前科が有り、それも全て男に貢いでいたようです。

その男も、暴力団関係者ではないか？との噂も有りましたが、だからと言って、幸の為に一肌脱ごうとした男も居ませんでした。

今にして思えば、本当に寂しい女性だったのかも知れません。

でも、とにかく滅茶苦茶で、同情のしようも有りませんでした。


お付き合い下さいm(_ _)m