無条件で《翔兄》と呼んだのは、この２人が初めてでした。

兄弟の居なかった翔の、あの時の嬉しそうな表情は、今でもはっきり覚えてます。

私はあの虫歯デビルの姉でしたし、凪には妹が居ましたし、蓮はずっと、育った施設の下の子達を、弟や妹達と思ってました。

でも、翔には誰も居なかったから。

２人は、年齢の割には本当に純粋で、砦よりも、もしかすると悠斗よりも、子供っぽかったかも知れません。

やはり、育った環境の影響って大きいですね。

勿論、栃木県足利市が取り分け都会だなんて殊はないし、北関東の田舎町に過ぎません。

それでも、彼等の空気は、この足利市で育った我々とは、ちょっと違ってました。

そして、片桐先生がとうとうダウン。

こればかりは仕方ありませんでした。

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ファン登録して下さった方、レビューを頂いた皆様、そのままで申し訳ございません。

後々、ゆっくり、じっくり、お話させて頂きます。

この長い話、それでもこの世界に一緒に入り込んで下さる方がいらっしゃる殊に対し、本当に嬉しく思います。

また、別作となりますが、番外編に頂いた、皆様からのお祝いメッセージに対し、凪も蓮も深く感謝してます。

後日改めて、２人から、皆様に向けてお礼を申し上げたい、と言ってます。

新年度、また、新たな卵さん達を迎えるそうです。

凪はその卵さん達の指導を、蓮は、相変わらずメイクアップの方を中心に頑張ってます。

くれぐれも皆様によろしく伝えて欲しい、と昨日電話が有りました。


お付き合い下さいm(_ _)m