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51章:†Rie's company 稼動開始† (1/45)

51章:†Rie's company 稼動開始†

いよいよ、発表会迄、3週間を切る事となりました。

最近、翔の様子にまた、少しだけ変化が現れつつ有ります。

勿論、普段はあからさまに表には出さないけど、Countdownは着実に始まってる、それを如実に、肌で感じるようになりました。

正直、辛かったです。

初めての発表会、華やぐ雰囲気に浸り、成功させる事だけに集中したかったけど、常に、翔の事は心の中に有り、レッスンをしながらも

今何してるんだろう?

今日も一日無事に終わるのだろうか?

ふとした瞬間に頭を過ぎりました。

翔からいっ時も目を離さず、その一挙手一投足を見つめていたい。

そうできたらどんなにいいだろう……

そう思いました。

幼い頃からの環境で、もう、あと僅かで去り逝く事を知った、親しい友と、まるで何事も知らないかのように、亡くなる直前迄、笑顔で語らいながら過ごした経験は何度も有りました。

その割り切りの強さだけは、自信が有りました。

でも、翔に対してそれを通せるのかどうか、自問自答の毎日でした。

当然、発表会は仕事です。

でも、私は今、こんな事をして居て良いのだろうか?

毎日がそんな思いでした。




この章のラストの《頂きます》は、特に何の特別な事も無く、丑三つ時を過ぎる迄、ずっとそうしていたような記憶が有ります。

今でも、その時の事は、体にも心にも、深く刻まれたままです。

蓮は全面的にバックアップしてくれました。

その、積極的な蓮の行動が、その時々の私の迷いを払拭してくれ、前を向かせてくれました。

実は、蓮も凪も、このSkylineの読者です。

ルイ以下もそうです。

またお付き合い下さいm(_ _)m
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Skyline ©著者:Jude(ユダ)

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