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7章:†バケットと強化サス† (2/10)

 洗濯物を干す。掃除をザッと済ませると、電話。

レッスン室からだった。

こんな時間帯に珍しい。

急いでレッスン室に行くと、受話器を上げる。

『はい、桜木音楽教室です』

〔俺だ酔い醒めたか?〕

何時の話しだ。

『翔?どうしたの?』

〔今から家に来い〕

と言われても場所が分からない。

『場所知らないよ』

と言うと

〔栄町のコンビニの脇の道を入った所〕

と言う。

『何かあったの?』

〔お前のミラノを弄る〕

と言った。

あのミラノの何を弄るのだ?

『ね、ミラノの何を弄るのよ』

と聞くと

〔お前、今度のバトルに参加しろ〕

と言う。

無理に決まってる。

『無理だよ、そんな事急に言われても』

と言うと

〔とにかく車持って来い〕

と言った。

勝手に弄られるのは困る。一体何を考えてるのやら。

〔道分からなかったら、電話して来い〕

と言うと、こちらの都合も聞かずに、電話は一方的に切れた。

私は中途半端なままの洗濯物を干すと、仕方なく部屋に行き、着替えを始めた。

部屋には最近、車関連の雑誌が増えた。

とは言っても、特にメカに強いワケでも無いので、専門的な部分は殆ど読んで無い。

支度を済ませると、ミラノに向かった。

栄町のコンビニは分かる。

途中の和菓子屋でお茶菓子を買った。この店のお菓子の包み紙には、とある有名な書家の書が書き込まれてる。

M・A氏。

彼は足利の出身だった。

適当に詰め合わせを買うと、栄町へ。

コンビニを目指す。

脇の道……と言っても結構広い道。

まさかあの工場?

この道沿いに一軒大きな整備工場が在るのは以前から知っていた。しかし、此処が翔の家だったとは。しかも、凪のCR-Xが在る。

さて、困った。

このお茶菓子は何処に渡せば良いのか。

事務所?それとも ………

と考えながら、車を駐車場に入れる。取り敢えず事務所に向かった。

『いらっしゃいませ、ご予約の方ですか?』

ドアを開けると、女性事務員が声を掛けて来た。

『あ、いえあの、翔さんに呼ばれて』

と言うと

『あ、副社長ですか?』

どうやら翔は副社長らしい。思ってた以上に偉かった。

『副社長なら7番ピットにおりますけど、お呼びしましょうか?』

と言った。

『あ、行ってみます』

そう言うと事務所を出た。
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Skyline ©著者:Jude(ユダ)

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