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4章:†新たな仲間† (10/10)

3人が去った後、母が言った。

『お父さん帰ってます。近藤さんに頼まれ物届けたら、私も直ぐに帰りますから、夕飯にします』

と言うとカローラに戻って行った。

完全にご立腹。

どうやら母は、私が男にナンパされてるとでも思ったらしい。

尤も、それもある意味事実なのだが。

仕方ない。とにかく帰ろう。

私は渋々家に向かう。

家に着いた。直ぐににはエンジンを切れないので、そのまま暫くアイドリング。すると、エンジン音に気づいたのか、りかが出て来た。


『お姉お帰り。ちょうど良かった、パパが煙草買って来てって。ママに頼むの忘れちゃったんだって』

と言った。

ヨシ、何とか父を味方に付けよう。

『解った、ちょっと行って来るね』

そう言うと、私は車を出し、何時も行くコンビニを目指した。

とは言え、セブンイレブンの様なメジャーなコンビニでは無く、コンビニ紛いの様な酒屋。

此処は煙草と酒の種類が豊富。

『いらっしゃいませ!あら?先生』

この店の娘は今小1で、私の所に通ってた。

『こんばんは。煙草とお酒を頂きに来たんです』

と言うと

『はい、いつもありがとうございます』

と言いながら、もう既に知ってるので、いつも父が好んでるウィスキーと煙草を袋に入れてくれる。

『煙草は三つで良かったんでしたっけ?』

と聞く。

『はい、それで』

と言って、料金を払う。

『もう佳奈ちゃん寝ちゃったんですか?』

と聞くと、カウンターの奥の部屋に続く廊下から

『センセ♪』

と佳奈が顔を出した。

『あら、佳奈ちゃん、こんばんは』

と、私が笑顔になると少し照れた様に

『こんばんは』

とペコッと頭を下げる。

可愛らしいパジャマ姿だったので

『もう〔お休みなさい〕かな?』

と聞くと

『うん!』

と元気に答えた。

『まったくなかなか寝ないんですよ〜明日学校なのにぃ』

と言いながら、彼女は愛おしむ様に佳奈の髪を撫でる。

子供、いいな ……

ふとそう思った。


家に着いた。母はまだ帰って無かった。

何かを説明するよりも先に、父に【袖の下】を渡す。

【袖の下】はとても効果が有った。

その後、母が私に散々文句を言い始めたが、父が〔そう目くじらを立てるな〕と窘めた。

そして、あの、母が遭遇した一コマは、父の一言によって不問となった。
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Skyline ©著者:Jude(ユダ)

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