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3章:〜占い師〜 (6/6)

『ふ〜ん、リボンかぁ……つか、私も殆ど一緒にステージから下りたのに、全然気づかなかった』

ミュウはテーブルに置いた名刺を見る。

『ここんち、餃子も旨いんだな!』

ザムはもう殆ど完食してしまいそうだった。

段々お客も引けてきた。店の女性が、あちこちのテーブルから、空いた丼や皿を下げている。

一仕切りそれが済むと、私達の所にやってきて

『他にご注文ありますか?』

と聞いた。どうやらそろそろ店を閉めるみたいだ。

『どうする、まだ何か喰うか?』

トッシュがみんなの顔を見たが、みんなもう充分。

『俺らはもう良いです』

そう告げると女性は

『ごゆっくり』

と言って、まだ食べている他のテーブルに行った。

『もう、お店閉めるみたいね』

私が少し食べるペースを早めると、ミュウもそれに倣う。男子三人はもう食べ終わってた。

『美味しかったぁ!』

ミュウが、箸を置く。

『うん、美味しかったぁ!』

私も箸を置いた。

ふとカウンターを見ると、あの三人組の女の子達が、レジで会計をしてる。やがて、三人共支払いを済ませると、こちらにやって来た。

『あの〜、今度何処でライヴやるんですか?』

勿論、この3人、キラ以外は眼中に無い。

『いや、俺ら学生だし、次はまだ決めてないんだ』

そうキラが言うと

『じゃ、何時も何処のスタジオ使ってるんですか?私達も、バンドやってるんですぅ』

『ん〜、特に決めてないなぁ……なかなか予約取れ無いしね』

すると三人は酷くガッカリした様子だったので、嘘も方便とばかり、私が言った。

『ライヴやる時は、佐久間楽器か、菊屋楽器の掲示板に載せるから、是非観にきて!』

と言うと、私の顔を見て話は聞いたが、すぐに真向かいのキラにその視線を向けて

『是非行きます!』

『頑張って下さい!』

『楽しみにしてます!』

と口々に行って去って行った。

『じゃ、俺らも行くか?』

キラがそう言って立ち上がったので、みんなも立ち上がり、靴を履くとレジに向かった。

『別々でお会計?』

『はい……』

みんなそれぞれに代金を払い、私とミュウは折半に。

車に戻ると、もう11半。父は多分、呑んで寝てる。

が、しかし母は絶対に起きてる!

やれやれ。

何言われるかなぁ……
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鏡からの使者 ©著者:Jude(ユダ)

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