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6章:風俗が本職に
風俗が本職になった。
今日からは早起きして満員電車に乗って会社に出勤しなくても良い。
ゆっくり起きて昼からお店に出勤して、ラストまで働く。
お店での出勤時間は長くなったけど、それまでは夜からの出勤しかした事がなく、指名客も当然、仕事を終えたサラリーマンがほとんどだったから、昼間のお客さんを新規やフリーから掴まえるしかなかったが、昼間は新規やフリーのお客さんが少なくて、ほとんどが指名の女の子目当てのお客さんばかり。
出勤はしていてもお客さんがいなければ当然待機になる。
昼職だとどんなに仕事が暇でも正々堂々と居眠りなんか出来なかったけど、風俗は自由だ。
待機中はテレビを見ようが、お喋りしようが、漫画を読もうが、食事を取ろうが、空いてるスペースで寝転んで居眠りしようが個人の自由だった。
お店から5分以内の場所ならば外出だって可能だった。
最初はその自由を満喫していた私だったけど、その自由さが仇となり、体調を崩す事になる。
風俗嬢は病みやすい。
私はその典型だった。
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会社員から風俗入り、結婚妊娠 ©著者:なお
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