15章:vol. 15 (2/13)

日曜日 ユウからのメール

ユウ「遠い」

私「何？」

ユウ「息子のサッカーの試合で○○に電車で向かってる 」

私「ユウは休みなしで大変だね」

ユウ「○○は家から遠い？」

私「私の家からはそんなに遠くないよ 会いに行く？」

ユウ「これから審判でバタバタするよ」

私「じゃあ行かない方がいぃね」



サッカーのチームの人達もいるし
奥さんも来ているだろうから
会いに行くことは断念した








しばらくして私は車で試合開場方面に向かっていた


ハッキリした場所を聞いた訳ではなかったがなんとなく知っている場所を目指した

グランドは河川敷にある

遠くから眺めようと思った

車を少し離れたパーキングに停めて歩いて向かった

もし私の思っている場所が合っているなら大きな橋の下のグランド

ユウ「審判終わった」


私は橋につき下にあるグランドを見た
サッカーの試合らしきものはしているが正解なのかどうか


私「今橋の所 来ちゃった」

ユウ「えっ？」


そして携帯をいじりながら歩いている審判服の人と目が合った