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2章:水揚げ (1/7)

2章:水揚げ



お客様が「俺の名前聞かないの?」

忘れてた。

ごめんなさい、緊張しててって言ったら「はい、名刺あげる!」

代表取締役の文字。

悔しかった、情けなかった。

同じ空の下に産まれて、私はずっと貧乏。

お客様はお金待ちって。

気づいたら私は泣いていた。
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愛人生活 ©著者:ゆら

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