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16章:15 (1/4)

16章:15

家に帰ってからの二人に
流れる空気は
妙にぎくしゃくとしたものだった。


お互いがお互いを意識し過ぎて
会話もあまり弾まない。


健児はタイムトラベラーで
現代に来たばかりと言えど
見た目は
普通の人となんら変わりないし
過去と現代の違いが
この家にはあまりない。
故に健児が
疑問に思う事
新鮮に感じる事
そんな物は数限られていて
昨日説明しつくしてしまっていた。


ぎくしゃくとする空気に
『あたしは思春期か』と
心で突っ込みを入れてみる優も
健児に対する思いは
初恋の様に
胸の奥の方を
きゅっと掴まれている様だった。


その相手健児はと言うと
まさに優は初恋の相手で
恋をした事はあっても
手を繋ぐなんてした事が無かった。
次に何を話せば
この花の様な女性は
自分に笑い掛けてくれるのか
そんな事ばかり考えては
話し掛ける言葉を失っていた。
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飛行機雲 ©著者:ましろ

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