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15章:14 (1/1)

15章:14

帰る道すがら
空を見上げると
青く青く澄んでいた。


空には
また一本の飛行機雲が
まっすぐに伸びていて
手を伸ばせば
掴めそうな気がする。


飛行機雲を作った飛行機は
どこから飛んできて
どこへ飛んでいったのか。


微笑ましげに優を見ていた健児は
『あの飛行機雲
掴めそうな気がしませんか?』と言った。


優はその言葉に懐かしさを感じ
記憶を辿る。
あの新幹線での夢を思い出して
『あぁ…この人だったのか。』と思った。


だって二人の手は
優しく柔らかく繋がれていたのだから。
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飛行機雲 ©著者:ましろ

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