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『健児さん、
今夜泊まる所はあるんですか?』
得体の知れない人物と思っていた
優だが
その精悍眼差し
お伽噺の様な健児の話に
妙な好奇心をそそられてしまった。
見ず知らずの男を
知り合ったばかりなのに
泊めようと考えていた。
何かあるかもしれないと言う
恐怖や不安よりも
この男への興味や好奇心の方が
勝ってしまっていた。
『いや、泊まる所どころか
行く宛もありません。
ここの先に自分の生家があった筈ですが…無くなっていました。
空襲でなくなったのですか?
軍の方へは両親が亡くなった等の
知らせは無かったのですが…。』
『じゃ、じゃぁ、
行く所が出来るまで
うちに居ませんか!?
私一人しか住んでないし。』
そう言う優に
健児は明らかに面喰らっていた。
『そんな…若い女性の家に
お邪魔するなんて出来ませんよ。
それにまだ自分は
君の名前も知らない。』
『あ!私西原優って言います。
歳は二十歳です。
健児さんが何か思い出すまで
それまで力になりたいんです。』
好奇心と裏腹に
不思議な事ばかり言う
健児に同情しつつあった。
単純な優しさばかりの気持ちでは無いが
助けてあげたい。
そんな気持ちにもなっていた。
遠慮し続ける健児を
半ば強引に納得させ
人助けをしたと
優は少しばかり誇らしげに感じていた。
この不思議な出逢いが
優にとって
生涯忘れる事の出来ない出逢いになるとは
優自身も知るよしも無かった。
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