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6章:愛情とは (14/14)

なんのために風俗やってるの?


金、決まってるじゃん。


いつかサクラさんは私にそう言った。


この仕事に金以外ないって教えてくれたのはサクラさんだ。


それなのに、愛しい人との再会でバランスが崩れてしまうなんて、なんて脆い人なのだろう。


私は愛されることをまだ諦めてはいない。


幸せを望まない人間なんていない。


私もサクラさんもまだ、暗い迷路の中。


私はサクラさんよりも早く、抜け出してみせる。


「サクラさん、泣かないでよ。私がいるじゃん。」


酔いすぎて泣き崩れるサクラさんに、私の中の他の誰かが優しく声をかける。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒

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