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3章:欲 (17/17)

時代に乗ったイケイケの成金モテ男のサービストークに乗せられて、私はすっかり有頂天になった。


テキーラの威力も手伝って、もうシュウさんを半分くらいは落とした気分。


誉め上手で誰にでも優しいシュウさんのこと、何の気なしに言った言葉に違いないのだが、単純で調子に乗りやすい成長しない私。


潰れてトイレにたてこもってしまったゴウ君を介抱しに行ったシュウさんがなかなか戻ってこなかったのも、途中で起きてきたサクラさんが、テキーラを数杯煽って再びシュウさんの膝で眠ってしまったのも、少しも気にならなかった。


ユウマ君や他の子達とカラオケで採点ゲームに興じるフリして、シュウさんの姿を目で追っていた。


その笑顔を私だけのものにしたい。


浅黒いしなやかな腕で抱き締められたい。


シュウさんが欲しい。


胸が熱くなって、どろどろと欲が噴き出していくのを感じた。


この気持ちはテキーラのせいだけじゃない。


なんとかしてよ、シュウさん。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒

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