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2章:嘘 (17/17)

サクラさんが本心を話したのは、ある程度私を信頼してくれていたからだと思う。


それは私も一緒だったし、他に友達と言える存在が身近にいなかった私にとってサクラさんは唯一心が許せる存在と言っても良かった。


友達作りに働きにきてるわけじゃないじゃんって自分に言い聞かせても、やっぱり独りは寂しい。


堂々と胸を張って生きられない仕事だから、共有出来る仲間が欲しい。


ケイタさんが離れていったことで、この仕事を選んだのは自分なのだから後悔も孤独も全て受け入れるべきなんだって気づいたとサクラさんは言っていたけど、彼女だって少なからずそういう部分もあったとは思う。


それでもサクラさんは優しく、私と一緒にいる時は常に私を尊重してくれていた。


それなのに私は、安っぽい恋愛ドラマのヒロインの脆い友情でつながった女友達みたいに、サクラさんを裏切ったのだ。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒

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