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2章:嘘 (16/17)

「好きだよ、多分これからも。」


やっぱり。


男にフラれて仕事行かなくなったなんて嘘。


シュウさんに再会したから、仕事に行けなくなったんだ。


「決めたの。例え私のものにはならなくても、私はシュウの妹にはならない。」


そうはっきりとした口調で言うサクラさんは、迷いのない目をしていた。


サクラさんの本心を言わせたのは私なのに、途端に後悔という感情が溢れ出す。


「…そっか、私はいつでもサクラさんの味方だからさ、なんでも相談してよ。」


想いとは違う言葉がついて出る。


私はまたひとつ、サクラさんに嘘をついた。


ワタシハイモウトニハナラナイ


あの時のサクラさんの目を、私は今でも忘れられない。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒

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