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16章:再出発 (5/5)

さてまた一つ自分の感情を
殺さなければいけない。


母は義父と今日にでも
やり直したい事だろう。
やり直すも何も無いのかもしれない。
愛しているのが嫌な程解る。


義父が今のまま居てくれるなら
大丈夫…。
きっと大丈夫…。
そう信じてみよう。


私はママの幸せを願っていたい。
ママも心に余裕があれば
私の心にも寄り添ってくれるだろう。




ある日義父と母、私で家にいた。


私はお風呂を洗っていて
意を決してお風呂から
義父に声を掛けた。




『お義父さん
もう一度ママと私と一緒に
暮らしてくれないかなー?』
義父の顔を見て言える程
混ざり混ざった感情の中の
憎しみの方までを殺す事は出来なかった。



義父は何も言わなかった。


お風呂掃除が終わって
リビングへ戻ると
母は泣いていた。


義父は相変わらず
黙っていて
何も言わなかった。


その代わり
何日か後に沢山の荷物を持って
泊まりに来た。
そして二週間に一度だった泊まり
週に四日程に増えた。


これで良かった。
これで本当に良かったのだ。
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泥沼。(仮) ©著者:ましろ

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