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7章:女 (1/3)

7章:女

母には
母親の前に一人の女であると
漠然と感じていた。


私の事を愛してない訳では無かった。
でもそれはアクセサリーの一部の様に
感じる事が多々あった。


何故私は母に執着してしまうのか。
それは
『捨てられる』のが怖かったのだ。


あの大きな秘密を打ち明ければ
母はきっと
私では無く父を選ぶだろう。
悲しんで悲しんで
悲しみの果てに
父を選ぶだろうと
私は思っていた。


母が父と笑って一緒に居られる様に
母を守っていながら
私自身の保身でも
あったのかもしれない。
そうしなければ
私はあの家で溺れていただろう。
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泥沼。(仮) ©著者:ましろ

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