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3章:三年生
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毎週水曜日は
ただただ気が重かった。
呪文のような言葉に
身を締め付けられて
母に言うことは出来なかった。
恥ずかしくて
嫌な事をされている私。
でも回りには
お父さんが大好きだと思われている私。
回りの期待通り
精一杯その役柄を演じた。
嫌だとも
やめて欲しいとも言わなかった。
だけど悲しくは無かった。
それが悲しい行為なのか
知らなかったから。
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泥沼。(仮) ©著者:ましろ
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