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2章:小さな世界 (3/3)

あの頃の私に
今の大人になった私が声を掛ける事が出来たなら…

『楽になっていいんだよ』なのか
『逃げていいんだよ』なのか
はたまた
『本当の自分になりなさい』なのか
今となっては
私自身が解らない。

愛している母を
愛している父を
一生懸命守ろうとした私が
出来ることは
『仮面を被って堪える』
それしか無かったのだ。
水商売の母を持ち
回りに大人しか居ない
ませた子どもは
良い子を演じる事で
母を守ったのだった。


小さな世界を守るため。


欲しかった答えは
何年か前に母から貰った。

『それでも父が好きだった』
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泥沼。(仮) ©著者:ましろ

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