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2章:〜はじまり〜 (1/3)

2章:〜はじまり〜

エヴォリオス歴485年〜

ボルガニオ大陸の
エヴォリオス地方の南部に位置する大国ルシフェニア王国。

別名『黄ノ国』


ルシフェニア人は見事な金色の髪の毛をしており、
隣国からは
そう呼ばれていた


正式な由来は、創始者ルシファニアⅠ世が率いていた兵団の鎧が黄色だったからと言われているが、今の御時世知る若者は少ない。



王都ルシフェニアンの
ルシフェニア王宮

エヴォリオスでも類をみない絢爛豪華なその城は、活気だっていた

ゴォーン… ゴォーン…
ゴォーン…ゴォーン…



『お世継ぎ誕生〜〜!』


国中の期待の中
祝福する教会の鐘が鳴り響く…


「王!お世継ぎが産まれました!」

「なに!まことかッ?すぐ参る!」


類い稀なる武器が沢山飾ってある【音の間】で
ルシフェニア王国アルスI世は、宰相や大臣達国の上層部と宮廷魔導師エルルカ=クロックワーカーと共に、新たなる次の侵略への会議をしていた

世継ぎの誕生を心から待ちわびていたアレスI世は歓喜に満ちて侍女に言う
「して、子はどっちじゃ!男か女か?
あ!いや!待て!言うでない!まずは妃に会いに行かねばッ!!」


普段は冷静沈着な王が珍しく取り乱していた。


バタバタと王は王妃の寝室へ向かう


バタンッ!
勢いよく扉をあけ

「アンネ!アンネッ!!でかした!でかしたぞッ!!」

叫びながら向かうと、王妃アンネはベッドに横たわり、二人の小さな赤ん坊を抱きながら
シーッ。と人差し指を口に当てながら、微笑んでいる。


「陛下。そんな大声を出されては起きてしまいます。」


慈悲に満ちたその姿はまるで女神の様に王は思えた。

「おぉ。双子であったか!!我が最愛の妻アンネよ!でかした。
ほんにようでかしたぞ!
姫と王子の二人をいっぺんに下さるとは。まるで神話の双神
レヴィアとビヒモの様ではないか!
なんと縁起の良いことか!!ルシフェニアは更なる繁栄を授かるだろう!」


戦場にも自ら先陣をきって士気をあげるアレスI世は、勇猛果敢な騎士であると共に非常に情に厚い所があった。

周囲も省みず
王妃アンネに抱きつき歓喜に満ち

「して、名前は?」

「わたくしがつけて良いので?(クスッ)」


王は一瞬びっくりしたような素振りをみせ

「そうだな。女の子は偉大なる女帝であられたお祖母様、リリアンヌ=ローゼスから名を頂き、リリアンヌとし、
男の子は、かの英雄から名を頂きアレクシルと名付けよう。」

と優しく微笑んだ

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〜悪ノ娘より愛込めて〜 ©著者:LUNA

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