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10章:*femme fatale*妖美
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葵は戸惑いながらも
警察に連絡をしてくれた
【悪いんだか、私達は隣の部屋で光と待機させてもらうよ
目が覚めたら色々聞きたいこともあるんでね
私達がここに居ることは警察には言わないでねー】
葵「はっ、はい
でも警察の人には何て言えば
どうやって発見したことにすればいいでしょう?」
【遺体の状況からして、死んでからそんなに時間はたってないはずだ
おそらく首を吊ったのはついさっきの話だろう
椅子が倒れていたから、物音がして不審に思ったということにしよう
隣は幸い光の知人だ
面識があったということにすれば警察もそんなに疑わないし、アリバイの証明なら光にさせよう、意識が戻ったら私から話しておく】
葵「わかりました......」
葵は震える声で答えた
そりゃそうだ
これだけ非日常的な事が
一気に起こったんだから
“普通の人間なら”
脅えて当然だ
それから間も無くして
警察がやってきた
とりあえず、権ちゃんが居ないことを祈りたいもんだねー 笑
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hard Cage ©著者:美斗
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