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3章:××アイロニカル リサーチャー××
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【久々だねー電車に乗るの】
リンは東京都文京区にある大学に向かっていた
省エネ中と書いた車内の冷房は
あまりきいていない
しかし外よりは快適だ
窓の外に目を向けると歌舞伎町とはうってかわって、穏やかな日常風景が映る
だからと言って平和かどうかなんて、その街に住んでいる住人にしか分からない
歌舞伎町はそんな人間の心を浮き彫りにしすぎなのかもしれないけど
昴のいる大学は駅から三分ほどのところにある
【あちー】
少しあるいただけでも体力を奪われてしまう
リンは本当夏が苦手なのだ
**第2研究室***
【すばーるー
遊びましょー(笑)】
扉をあけると、いかにもインテリな男がこちらを振り返り怪訝な顔をする
昴「リン…お前か
なんの用だ」
【ちょっと検査して欲しいものがおるんだー
お願いしていい?(笑)】
昴「………断ったって置いていくんだろ?
まったく、ウサイぞお前」
【相変わらず冷たいねー
冷酷人間め】
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hard Cage ©著者:美斗
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