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2章:**顔のない女**
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朝方、パトカーのサイレンが歌舞伎町に響き渡る
リンはまだ覚醒されてない頭で嫌な予感を感じていた
体を起こし、時計を覗きこむと
時刻は午前5時
外はセルリアンブルーに光り始めている
禿鷹「おはようございます
リンさん、コーヒーいれましよまうか?」
どうやら禿鷹はキッチンに立ち朝食の準備をしているようだ
朝5時に
そういえば、禿鷹の眠っている姿を見たことがない
いつ寝てんだ?
こいつ
ってか本当人間か?
まったくもって気色悪い奴め
【なぁ、禿鷹
お前人間だよね?】
禿鷹は怪訝な顔をしてこちらを振り返る
禿鷹「はぃ?リンさん、寝ぼけておられるんですか?
朝っぱらから変なこと言わないでください」
【あぁ…
腹立たしい奴め】
禿鷹「そんなくだらないこと言ってないで、しっかり目を覚ましてください
どうやら、お客様がいらっしゃったみたいですよ」
はっ?どこに?
コンコン
「リン、いるか?
出てきてくれ 警視庁の権堂だ
」
禿鷹「ほら、いらっしゃった」
【やっぱお前人間じゃないな、スパーサイヤジンだろ?
ナメック星からきただろ】
禿鷹「リンさん、とうとう、とち狂いましたね、可哀想に」
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hard Cage ©著者:美斗
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