19章:〜変わる努力〜 (2/14)

「それでどうする？」

この言葉をもう６回は聞いた。
目の前にしゅんが座っている。
私の家にしゅんが来て、これからどうするのか話していたのだった。

この間の一件は何事もなかったかのように接してくるしゅんに私は戸惑いながら考えていた。

「しゅんはさ、どうしてここまで親身になってくれるの？私、何もできないよ」
「そんなの決まってるじゃん。なんかさ、お前見てて放っておけないんだよ」

それは、告白ですか？
みたいなことをさらっとしゅんは言った。

「３日、時間ちょうだい」
「・・・わかった」