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18章:〜本音〜
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今日の話の内容はなんとなく察しがついていた。
このまま事務所にいても仕方ないとは、自分でもわかっていた。
「めぐちゃん、最近どう?」
「まあ、私なりに頑張ってます」
「めぐちゃんはいつでもそういうからな。そんなに頑張らなくていいんだよ」
しばたさんは笑いながらお酒を飲む。
「ねえ、めぐちゃんはこの先どうしたい?」
「・・・」
「AVをとかの話しじゃない。将来ずっとこの業界にいるつもりなのかい?」
「それは・・・」
「めぐちゃんのことだ。何も考えてないなんてことはないと思うんだけどな。迷ってるんじゃないか?」
「そうですね。私高校を卒業してからずっとこの業界しか見てないですから」
「でもまだ若い。今ならまだ大丈夫」
「・・・」
「さっきめぐちゃんが来た時思ったんだ。今のめぐちゃんはあの時と同じ目をしているよ」
「あの時?」
「田村店長が亡くなった頃の」
「・・・」
「今のめぐちゃんは全然楽しそうじゃない。みんなに大切にされてるじゃないか。田村店長にだって相当可愛がってもらってたんじゃないのか?めぐちゃん、田村店長が残してくれたお金の意味まだわからないのか?」
「え?」
「足を洗えってこと。この業界を辞めて、普通に生きてくれってことだよ。そういう願いもあのお金にはこもっていたと俺は思うよ」
「・・・・っ」
気付いたら私は泣いていた。
「めぐちゃん、格好悪くたっていいじゃないか。ちゃんと苦しい時に苦しんで、笑いたい時に笑う。そうしないと感情なくなるぞ」
あー、私はだから感情ないのかもって思った。
「めぐちゃん、今のめぐちゃんがしていることはめぐちゃん自身が可哀相だ。」
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