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10章:〜目に見えないもの〜
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夜中の2時。
私はゆうが帰宅するのをただ茫然と待っていた。
「ただいま」
いつもより少し疲れた顔をしているゆうが玄関に現れた。
「おかえり、あのね写真のことだけど」
「ごめん、風呂入ってくる」
そう言い、ゆうはお風呂場にいってしまった。
私はその場に立ち尽くしていた。
私の携帯が鳴り、今後の撮影のスケジュールが送られてきた。
マネージャーが言った通り、本当に私の仕事には何も影響していなかった。
全てオファーを受けると返信をした。
私にはこの仕事しかないから。
お風呂場で携帯が鳴った。
ゆうの携帯だ。
何か話している。ただこちらまで聞き取れない。
お客さんか・・・。と、思った。
なんで、姿を消して生活しなきゃいけないんだろう。と、思った。
なにもいけないことなんてしてないのに。
息苦しい世界。
ホストやキャバクラ、風俗の世界は本当に見た物や、ネットの情報によって左右される時がある。
それが、本当だろうが嘘だろうと関係ない。
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Alive ©著者:Yuria★
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