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5章:〜めぐ〜
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家に帰る気になれず、ゆうのマンションに行くことにした。
「どうしたの?急に・・・」
「ごめん急に来て、なんだか1人になりたくなくて・・・」
言いながら泣きそうになっている自分がいた。
ゆうは、驚きながらも私をリビングに連れて行き温かいミルクティを入れてくれた。
そしてなにがあったのが、ゆっくり今日起きたことを話した。
「ねえ、今辛い?」
「まあ、辛くないっていったら嘘になるかな」
「辛いっていうのはさ、幸せになる途中なんだよ?」
「え?」
ゆうはメモ用紙に漢字で辛いの「辛」と書いた。
「今、辛いでしょ?ここに線を1本引く。ほら!」
さっきのメモ用紙の「辛」の上の部分に横に線を1本引いた。
そうすると「幸」になっていた。
「あっ・・・」
「ねっ?辛いは幸せの途中だよ」
「ほんとだ・・・」
気がつけば、泣きそうになっていた私の顔から笑顔が戻っていた。
ゆうのこういう所尊敬していた。
ゆうは、周りにいるみんなを笑顔にしていた。
私もそんな人間になりたい、そう思った。
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Alive ©著者:Yuria★
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