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出会いは、
飲み屋で働いてた時、
お客さんに連れられて行ったバーでした。
細い銀縁眼鏡の
よく似合う色白な彼。
彼は私と同い年の21歳。軽快に冗談を飛ばし、
それは毒舌過ぎて
私を閉口させるような
皮肉もあったのに、
彼は、その店で、
しっかりとした位置にいて、
皆様から愛されているようだった。
私は、彼の第一印象を
『年上の人を敬えない最低な奴。冗談がキツすぎて冗談になってない』
と、連れていってもらったお客さんに話した記憶がある。
お客さんは、笑って私の頭を撫でた。
『よかった。アイツ、男前だからさ、惚れてしまわないか、ちょっと不安だったんだよなあ』
と、言いながら。
私はあの時、首をかしげてこう言った。
『性格悪そうな顔だよ?』
本当にその通り。
私の直感通りだったのにね…
なんであんな迷路みたいな日々に、
私は、さ迷いこんだのかな。
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