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10章:樹ちゃんの集大成 (1/7)

10章:樹ちゃんの集大成

いよいよ樹ちゃんのラスト三日間が始まった。



初日は満席。


ドンペリやヴーヴなど高級シャンパンがバンバン出た。


午前零時を過ぎた時点でべろべろの樹ちゃんを見て、


私「樹ちゃん、ありがとうね…」


一言声をかけた。


私は気づかなかったのだが、後からお客様に言われた。


「ママが声をかけた後、樹ちゃん泣き出したんだよ。労いの言葉をもらえて嬉しかったんだろうね…」



私も思わず泣きそうになった。



その後はいろんな方に
「お疲れ様〜」
と言われ、初日から泣きっぱなしの樹ちゃんだった。



帰るお客様一人一人に、プレゼントと手紙を渡していた樹ちゃんを見て、



〈凄い気配りだなぁ〉


と思った。




二日目も満席。

「俺は三日間ずっと来るよ!」


と言っていたお客様も来た。



その方以外は昨日とは全く違うお客様がズラリ。



やはり高級酒が飛びかう一日となった。



そしてお店は二日間のお休みに入った。



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私の日常 ©著者:コロン

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