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3章:母の気持ちと娘の気持ち (1/2)

3章:母の気持ちと娘の気持ち

数分が経過し、小川さんだけが戻ってきた。



小川さん「車の中で今亜里紗と花梨ちゃんで話してるよ」




私「なんかすいません、公私混同してしまって。元はと言えば私が花梨を連れて来た事からこうなってしまって…」




小川さん「いいんじゃない?俺は今日の客層見て丁度いいなって思ったからさ。仲直りもタイミングを逃すとしそびれちゃうしね」



守田さんも渡部さんも同調してくれた。



亜里紗と花梨が店に入ってきた。




亜里紗は泣いた顔をしていた。



花梨は少しシュンとした感じに見えた。



小川さん「ちゃんと話したか?」



亜里紗「はい…」



小川さん「花梨ちゃんジュース飲みなよ。お兄ちゃんがご馳走してあげる」



花梨「さっきババからもらって飲んだから要らない」



小川さん「じゃあなんか食べる?」



花梨「お腹減ってないからいい」




小川さん「花梨ちゃんはまだまだ商売っ気ないな」(笑)



みんな笑いが起こり、和やかな空気になった。



でも時間も夜の11時を過ぎていたので、いくら春休みだからって言っても駄目と亜里紗が言った。



花梨「まだ居たい」



亜里紗「ほら、そうやって直ぐにチョヅク!そういう所が駄目なの」




亜里紗は正樹君に電話をして、花梨を迎えに来てもらった。



私は正樹君に
「ごめんね、こんな時間に…」
と言った。



正樹君「いえ、こちらこそ。色々すいませんでした」



花梨は
「ババ、またねー、バイバイ」
と言って帰って行った。




店に入ると、亜里紗が
「計画的に連れて来たんでしょ…」




私「まさか!」



亜里紗「ふーん……」



あまり信用してなかったようだが、本当にやむなく連れてきたのだ。



亜里紗は花梨の子育てで悩んでいる事を、小川さんや守田さん、渡部さんに話していた。



この日来店していたお客様は、亜里紗のプライベートな話しを聞くのが嫌じゃない、むしろ好んで聞きたいというタイプの方達だった。


誰だって多少は
《他人の不幸は蜜の味》
的な所があるので、亜里紗が悩んでいる事に相談に乗ってあげてるって、優越感に浸っている感じになっているのかもしれない。


花梨の事で悩んでいる母親としての亜里紗の気持ちも分かるが……



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