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4章:ギリギリ (7/7)

猿渡はわかりやすく、私に冷たくなった。


私なんかそこにいないかのように目も合わせないのだ。


「最近出勤少なくなぁい?」


削られているとも知らず、Yちゃんの脳天気な言葉にイラつく日々。


「なんか疲れちゃってさー、客キモいし。」


下らないプライドが、ますます自分を惨めにする。


こんなにデリカシーのない女が稼げて、どうして私が稼げないんだろう。


本番やってるのかな?
口が上手いから、色恋しているのかもしれない。


私が稼げないのは誰のせい?
Yちゃんのせい?
猿渡のせい?
客のせい?
店のせい?


私の良さをわかってくれる店がきっと探せばあるんじゃないか?


地雷嬢の例外に漏れず、自分が努力するべきという事実から目を背け、ロリータをやめ、移店する決意をしたのだった。
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風俗嬢の肖像 ©著者:奈緒

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