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4章:ギリギリ (6/7)

風俗デビューして数ヶ月、すっかり地雷嬢が板についてきた私は、フリーもなかなか回してもらえず、写真でも選ばれず、しまいには出勤まで規制されるようになった。


収入は半分以下に下がり、三万もいけばまだ良い方だった。


フロントの気の弱そうな従業員は「ひまでごめんね」と申し訳なさそうに給料を渡してくれていたが、それが嘘だということぐらいは私にもわかっていた。


一人暗い個室でごろごろしている私の耳には、店内がバタバタしているのが嫌でも聞こえてくる。


それでももう、汗水垂らして時給850円のバイトに戻る気にはなれなかった。


私は元々、楽なほうに転がる人間なのだ。
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風俗嬢の肖像 ©著者:奈緒

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