勇者は不屈の想いを胸に、
戦場を隔てて悪魔と対峙した。

陸｢覚悟は決まった？｣

亜｢はい、もう逃げません｣

陸｢それじゃ、始めよっか。ｻｲを｣


亜美の拳から、ｻｲは解き放たれた。

『5』

陸｢有効｣

亜美は5ﾏｽ進んだ。


　　　　 『ﾏﾀﾝｺﾞが現れた！HP 3』


陸｢ｷﾉｺのｵﾊﾞｹだよ。
食べてもﾏﾘｵみたいに大きくならないけど｣

亜｢戦います｣

陸｢CS｣

亜｢裏｣

陸｢先攻、ｻｲを｣

『6』

陸｢有効｣


　　　　　 『ﾏﾀﾝｺﾞを倒した！』


　　　　　　　S ○○○○●
　　 『亜美 Lv.2 HP10/10 経験値2/3』
　　　　　『金貨2枚 ｷｬﾝﾃﾞｨ×1』


陸｢ｻｲを｣

『6』

陸｢有効｣

亜美は6ﾏｽ進んだ。


　　　　『ｷﾗｰﾋﾞｰが現れた！HP 4』


陸｢ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ♪蜂が飛ぶ〜♪｣

亜｢戦います｣

陸｢CS｣

亜｢表｣

陸｢先攻｡ｻｲを｣

『5』

陸｢有効｣


　　　『ｷﾗｰﾋﾞｰを倒した！ﾚﾍﾞﾙｱｯﾌﾟ！』


陸｢ｻｲを｣

『2』

陸｢有効。もう一度ｻｲを｣

『3』

陸｢有効｣


　　　　S ○○○○○○○○○○●
　　 『亜美 Lv.3 HP10/12 経験値0/3』
　　　　　『金貨3枚 ｷｬﾝﾃﾞｨ×1』


陸｢なかなか幸先の良いｽﾀｰﾄじゃん。ｻｲを｣

亜｢えぇ、お蔭様で｣

『1』

陸｢有効｣

亜美は1ﾏｽ戻った。


　　　　『ｳｪｱﾗｯﾄが現れた！HP 5』


陸｢ﾄﾞ〜ﾌﾞﾈ〜ｽﾞﾐ〜♪みたいに〜♪｣

亜｢戦います｣

陸｢CS｣

亜｢表｣

陸｢後攻、ｻｲを｣

『6』

陸｢有効、亜美 HP 4 ｻｲを｣

『4』

陸｢有効、ｳｪｱﾗｯﾄ HP 1 ｻｲを｣

『1』

陸｢…今、躊躇無かったね。分かってる？
二分の一の確率で死んでたんだよ？｣

聖｢!?奈倉っ！そうなんか!?
意味が分からずに見てたけどよ…｣

亜｢それはそうと有効無効、
どっちなんですか？｣

陸｢有効｣

亜｢じゃあ、ｱﾀｼのHPは3ですね。
ｻｲを投げますよ？｣

陸｢どーぞ｣

聖｢ちょ…奈倉っ…！ﾔｹｯﾊﾟﾁになっ｣

亜｢小笠原君、約束｣

聖｢…わーったよ…なんだｺﾘｬ一体…｣

『2』

陸｢有効｣


　　　　　『ｳｪｱﾗｯﾄを倒した！』


　　　　 S ○○○○○○○○○●
　　 『亜美 Lv.3 HP 3/12 経験値1/3』
　　　　　『金貨4枚 ｷｬﾝﾃﾞｨ×1』


陸｢ｻｲを｣

亜｢あの、陸奥さん｣

陸｢まいど｣

亜｢これ…また裕美さんに
戴いた物なんですけど…｣

陸｢…あぁ、まだあったんだ。使う？｣

亜｢やっぱりｺﾚがそうなんですか？｣