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2章:共犯者と同級生 (1/6)

2章:共犯者と同級生

9:00 AM

(カチャリ)

翌朝、目を覚ました亜美が何も出来ずに
ただ、ベッドの上で縮こまって居ると
ドアが開き、寝室に昨夜の男ではなく、
二十代前半の若い女性が入って来た。

亜「…あ、あの……貴方は…?」

女「亜美ちゃんおはよ、お風呂入る?
昨日、入ってないんでしょ?」

亜「え…?あ、ハィ……あの…誰ですか?」

女「いいから、入るの?入らないの?どっち?」

亜「え…と……じゃあ…入ります……」

女「じゃあ、付いて来て。店長からコレ、
預かってるから妙な気は起こさないでね」

女はそう言って、
男が持っていた銃をチラつかせた。

亜「…ハィ…。(店長…?
お店の人かな…グルなんだ…)」

この事件が複数犯であると考えた亜美は、
改めて絶望を感じていた。

女に付いていき、寝室を出る。
テーブルの部屋とは反対に廊下を
進んで行くと、上り階段を上がった。

そこは一階だか、ごく普通の一軒家の
リビングを覗き、バスルームへと着いた。

亜(ここは、あの男の人の
家なのかもしれない…)

女「どう、よく眠れた?」

亜「え…あ、いえ……全然…」

女「でしょうね」

亜「あの…助けて貰えませんか!?アタシ…」

女「バスタオルはそこに積んであるのを
自由に使って。着替えはその隣にあるわ。
亜美ちゃんの制服と下着は洗濯して、
乾いたら寝室に畳んで置いとくから。
石鹸とウォッシュタオル、シャンプー、コンディショナー、
歯磨き粉、歯ブラシ、コップは揃ってるからね。
使ってくれていいよ。
シャワーの使い方はわからなければ呼んで」

亜「…あのっ、アタシ
拉致監禁されてて…助けてくだ」

(カチャリ)

女は亜美の訴えを無視し、手錠を外した。

女「ごゆっくり」

そう言ってダイニングと思わしき
部屋に行ってしまった。

亜(あぁ…やっぱり……ダメなんだ…)

女が唯一の救いの手に思えた
亜美の僅かな希望は叶わず、
大人しく入浴を済ませる事にした。





(シャアァァァ…)






亜(なんで…こんなに何かと
親切にしてくれるのかな……誘拐なのに)

シャワーを浴びながら、亜美は思った。
入浴を済ませ、体を拭き、
着替えを済ませてバスルームから出ると、
女は銃を片手に待っていた。

女「サッパリしたかな?じゃ、
後ろ向いて両手を回して」

また後ろに両手を手錠された。

女「朝ごはん出来てるから」

ダイニングルームに付いて行く。
テーブルの上にはバタートースト、ベーコンエッグ、
シーザーサラダが色鮮やかに並んでいた。
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アミクエ ©著者:密

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